商社2017年3月期1Q決算
5大商社の決算が出揃った。
時価総額(8/8時点)・1Q純利益は上から順番に、
三菱商事:3.18兆円・1,008億円
三井物産:2.30兆円・611億円
伊藤忠商事:1.96兆円・730億円
住友商事:1.31兆円・226億円
丸紅:0.85兆円・484億円
三井物産は純利益こそ3位だったものの、総合的に見るとやはり資源のお陰で強い。
伊藤忠は会計不正の疑惑もあり、株価がかなり下がってしまった。
住友は心配。通期で1000億円に届くかどうか。凋落激しい。
丸紅は健闘。まあこの会社はこんなものだ。
今後3,4年は三菱1位、物産と伊藤忠が2位争いという構図は崩れないだろう。
その後はどうなるか、、、
資源商社として生きていける三菱三井は兎も角、他の会社は心配だ。
何か新しいValueを見せるのか、それとも豊富なキャッシュを使った買収でNTTのように生き延びていくのか。
いずれにせよ、どの会社もオペレーションが非効率的で革命でも起きないと駄目だな。
総合商社の仕事
総合商社の人は何の仕事してるの?って人が多い。
高給貰って海外で投資と貿易関連の何かをやってるんだろうってぐらいの認識がほとんどだろう。
衝撃的な事に、、、
社内の人も実は全然分かっていない。
何とも恥ずかしい、、
そりゃ自分の仕事、上司部下の仕事は明確に説明出来る。
でも他の部署の人が何をやっているか誰も知らない。
僕も同期が何をやっているのか全く知らない。
誇張ではなく、もはや別の会社だ。
「総合」の強みなんてキャッシュと名声以外に何も無いのが現状だ。
変革の動きは各社で始まっているが、進むかどうか、、、
(入らないと分からないが、他部署との連携など土台無理な話だ)
でも一つだけ仕事に就いて言えるとしたら、
皆メール、会議、社内説明向け資料作成で1日が終わっているのは間違いない 笑。
サラリーマンになってみて
自分はサラリーマンになりたかった訳ではない。
何故サラリーマンをやっているんだろうか。
社会的ステータス?お金?女の子にモテる為?
正直No.と言い切れない
いや全てがYesであり、Noなのかもしれない。
国内トップクラスの会社であるという魅力が、すぐに起業したいという欲に勝った。
でも大学を卒業し、人生の絶頂期にあるはずの今、毎日10時間以上正直言ってつまらない事に割いている。
1.メール処理 2.会議/会議準備 3.書類の照査
全社員が毎日この3つの繰り返しだ。
しかもとてつもない給与を貰って(学部卒でも2年目で600~650万、5・6年目で1000万に到達する)
どうやって数千億円もの利益を出しているのか。資源に目を付けた先人は素直に凄い。
他の業界も同様だろう。先人達が凄かったお陰で社員は良い思いをしている。
危機感など毛頭ない。いつかグローバルの波に飲まれるかもしれないのに。
エリート達がこの居心地の良い環境に甘んじている間は、日本経済は駄目になっていく。
辞める整理がつくまで会社の事でも書いていこうかな。